投資”しない”リスク
どうもハーミットです。
株式投資はリスク資産となるため、ある種のリスクは確かにあります。
しかしそのリスクを過度に恐れ、投資をしないという選択をした場合には、また別のリスクを負うことになります。
投資を"しない"リスク
インフレーション
世界的にはインフレが進み、徐々に物価が上がっていくのが通例とされます。実際にアメリカにおいても2020年は1.52%のインフレとなっています。
これは、世界的にもまれな長期間デフレが続いている、日本にいると感じずらいことかもしれません。
しかし、日本でも、価格は据え置きだが、中身の容量を減らしている商品など枚挙にいとまがありません。食品などが想像しやすいでしょうか。これは巷では実質値上げといっていますね。
世界的金融緩和
アメリカをはじめ世界中で大規模な金融緩和をしています。要はお札を大量に市場に出しているのです。これは日本も例外ではありません。
この結果、現金の希釈化が進んでいます。現金として持っているだけで、その価値が下がっていくのです。
それに対し、大手銀行の預金への利率は、本当に雀の涙です。焼け石に水ですね。
ここから見てもわかるとおり、銀行預金は、増やすお金としてでなく、すぐ使えるように待機させておく生活防衛資金としての利用が前提でしょう。
可処分所得の低下
日本では、もらえる給与が先進国の中でもほぼ増えていません。先進各国が徐々に漸増しているのに比べ、劣後していますね。
また少子高齢化が進み、社会保険料等給与から引かれる税金も高くなっています。昔は存在していなかった消費税も10%になりました。
給与が変わっていないのに、税金の負担が重くなっているので、自由に使えるお金「可処分所得」が単純に減っていることになります。
これは、頑張って労働に勤しんでも限界があるということです。給与も上がりずらい、さらにも税金も重くなる一方です。労働だけでは、八方ふさがりですね。
投資のプライオリティ
労働の対価として支払われる給与とは違って、投資は不労所得となり、我々を支えてくれます。自分が動かずとも、要はお金にお金を稼いでもらうことになるわけです。
これは大きなメリットではないでしょうか。
またリスク面において、投資はもちろん元本保証がなく、ボランティリティがあるという意味において、リスクはあります。
しかし短期的にはプラスにふれることもあれば、マイナスに動くこともありますが、それにともなって長期的に見ればプラスになっていく性格のものです。
マイナスに動いている可能性もあるので、3~5年だとまだ本当の結果を見るには短いですね。
しっかり成長する銘柄を保有すれば、その振れ幅も収まっていき、15年~20年すれば、プラスの方向に収れんするととされています。
このように長期的な視点に立ち、成長する銘柄に投資をしていけば、最後にその果実を得ることになるのです。
価値が下がっていく現金のみしか保有しない「投資を”しない”リスク」
短期的にはボランティリティで資産を減らすかもしれないが長期的には増加する「投資するリスク」
どちらを選択するかは最終的に自分の判断になります。
私は、「投資するリスク」を受け入れ、投資をして資産を増やすという選択にベットします。
明るい未来が来ることを信じて。
良い投資生活を
have a good time