ハーミット 株式投資

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経済的自由・FIREを求めて

生活防衛資金について

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どうもハーミットです。

投資をする上で、考えなければならないのが、株をはじめとしたリスク資産と、現金をはじめとする無リスク資産の割合をどうするかといることです。

なにも考えずに株にすべての資金を投入したらどうでしょうか。

莫大なリターンを得ることができますが、それは逆にいうとリスクをその分負っているのと同義です。

 

たとえば全財産が100万円だとして、すべて株に投資する場合と、半分を現金とし半分を株に投資する場合を考えてみます。

 

株価が50パーセント下がった場合、

前者は、50万円の損失となり、残りが50万円となります。

後者は、25万円の損失で抑えられ、現金と合わせ残りは75万円となります。

リスク資産への投資を半分にしたので、損失が半額に抑えられています。

 

ただ、逆に言えば、同じ幅だけ株価が上がった場合、リターンも半分となります。

 

株価がどうなるか誰にもわからないことなのだとすれば、リターンを見るか、リスクを見るかどちらを優先するかの問題となり、どちらが良いとは言い切れないこととなります。

ただ、上に挙げた例は極端なもので、まず手元に生活をする上での必要資金を残すことは、病気や失業などで安定フローが入ってこなくなることへの対策上重要となってきます。

 

この生活防衛資金は、生活費の6か月~1年くらいが目安といわれていますが、これは人によって様々だと思います。結婚しているか、子供はいるか、ローンはあるかなど、置かれた環境の違いによって変わってくる要素でしょう。

 

リターンをなるべく上げる戦略というのは、この生活防衛資金を決めて、現金として手元に残し、残りをリターンが期待できる株に投資することが有効となってきます。

 

またリスク許容度が自分にとってどれくらいなのか、少しずつ投資額を増やしていって、実際に体感してみると良いと思います。

 

私の場合、値上がりを期待した銘柄が急落し、投資額全体の10%が下がった時、あまりよく眠れなかった経験があります。この後、より安定した銘柄の比率を増やすなどリバランスを実施し、自分の納得するポートフォリオに組み替えたら心も安定したのを覚えています。

要は10%下がったのが辛かったのもありますが、もっと下がるのではないかと疑心暗鬼にとらわれ自分を安心させることがうまくできなかったのです。自分の納得しきったポートフォリオを構成せずにいたことで精神も乱され、いかに普段から自分の納得できる投資の心構えを持っておくことが重要かを知ったのです。

 

この時、手元に生活防衛資金がなかったらどうだったでしょうか。みるみる減っていく株価に狼狽し、投げ売りをしてしまって、最悪の場合、市場から退場することもあり得たのではないでしょうか。

 

やはり生活防衛資金は手を付けずに、投資に回すのは、余裕資金であることが重要であると思います。

 

 

have a good time