貯金だけではなぜダメなのか
元本保証のある貯金だけしている方もいらっしゃると思います。現に私もそうでした。
他のアセットでは、元本割れの危険があり、ギャンブルではないのかと手を出さなかったのです。
しかし、昔ならいざ知らず、現在の日本の都市銀行預金の金利は0.001%と、仮に100万円を預けても一年後についている利子は10円。
これでは、ATM手数料で一回引き出すだけで、むしろ赤字になります。つまり、資産を増やす視点で考えると、銀行預金は適していないということです。
さらに長期的に見れば物価は上がり、インフレが進むのが通常です。日本ではデフレ気味でその認識はあまりないかもしれませんが、商品の値段は上げずに内容物の量を減らす、ステルス値上げなど商品の値段が実質上がっているものも多数あるのは事実です。つまり、長期的な視点から見ると、物価に対して現金の価値が目減りしていくのです。
この目減りに打ち勝つために、機能していたのが、昔の金利が高かった銀行預金なのですが、今では見る影もありません。銀行預金はあくまでも生活防衛資金などの安全資産としてある程度手元に残しておく戦略の方に有効なアセットです。
それ以上の余裕資金では、年間4パーセントのリターンも夢ではない株式投資などのアセットにして、このインフレを超える成長の果実を得るのが長期的な資産運用の重要なポイントになるでしょう。
まずはここの視点を持てるかどうか。そして、それをどれだけの期間運用できるかで資産の差が広がっていくのです。
皆さんとともに私も進んでいきたいと思います。
have a good time